« しちょーしゃもんだい | トップページ | バードハット »

2013年7月 1日 (月)

世界遺産狂想曲

富士山が世界遺産に決定とかで、世間様は大騒ぎしている今日この頃。

そーでなくても登山者が多くて渋滞する登山道と道路、無知故の無謀登山も後を絶たずとかで、準備万端整えていってねーと特集組んで、マナー啓蒙してますな。


世界遺産って、別にその趣旨に反対はしないの。文化交流とかさ、過疎地域が一発逆転、観光客増を狙いたい皮算用の含めて、観光客こないと死活問題ってのも実感として理解できるので。

ただねぇ、そーゆー面ばっかプッシュされるとやっぱ胡散臭いなぁと感じてしまう。世界遺産だから守る、世界遺産じゃないからどうでもいい、興味ないは違うでしょって思うしね。

それに、「世界遺産」ってお墨付きを与えるのは西洋中心主義なので、どーも文化的植民主義みたいな印象受けちゃって、なんだかなぁ・・・と感じたりもするのだ。その分、クールジャパンで、やつら価値観破壊(破戒か?)すればいーんだけどね。

もっとも、邪馬台国の昔から、暫定首長国を決めて、彼らのお墨付きをもらうことで国内の権威を保ってきた日本(都合悪くなったら海を理由に閉じちゃえばいーんだもん)なので、それは現代に続く、由緒正しいブランド主義のDNAなのかもしれないなぁ・・・とも思ってみたり。

人が増えればゴミも増える、トラブルも増える。収入も増える・・・かはわかんない。

富士山世界遺産になったら、どう守り維持メンテしていくかって大きな課題に日本が直面するので、他の地域に波及するように大局的な方法を模索してほしいもんです。

私個人は、入山規制、入山料、富士登山者は全員1合目から登るとか、観光客は5合目までとか、トイレ持参とか、自分出だしたゴミは全部持ち帰るくらいはデフォオだと思ってます。・・・年間30万人分の糞尿処理って、半端じゃないと思うし、富士山が信仰の山、聖なる山ならば、俗世は最低限の持ち込みでいーじゃんねって意味合いで。

そーいや富士山裾野には、自衛隊の演習場もあったっけねぇ。

日常生活、登山者、ゴミ、樹海、死体、自衛隊の演習場に金儲け。富士山裾野にはこんなにも俗な世間が広がっている。そんな中ただ独り佇むからこそ、、富士山は聖なる山なんかもしれない。

|

« しちょーしゃもんだい | トップページ | バードハット »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 世界遺産狂想曲:

« しちょーしゃもんだい | トップページ | バードハット »